成年後見関連の活動団体(やすらぎプラザ)にボランティア志願

私は成年後見制度についてやっておられる先生、また、私のようにこれから考えておられる方と出会いたいと願っておりますが、なかなかそのような出会いがありません。

私の住んでいる静岡県、その中でも静岡県東部は成年後見への取り組みには消極的のようです。
でも目の前の目標としてこの制度を学んでいくことを決めたのですから、前に進まなければなりません。

成年後見業務は1人ではできない

私は成年後見制度を業務に考えるようになったことで分かったことがあります。
それはこの制度を業務にするには1人ではできないのではないかということです。

判断能力の低下がある方をサポートするには、その方に関わっている家族、主治医、ケアマネージャーさん、行政機関の方等との連携をもっていかなければご本人にとってより良いサポートはできないでしょう。

例えば介護施設を選ぶしても、ただ入所できるところを探すというのではなく、ご本人が今もっている身体的機能を少しでも長く維持でき、また回復できることができる施設を探す必要があるのです。介護施設のなかには見た目では分からない問題があるようなケースもあるようです。そんなときはやはり施設の事情に詳しい方のお話も聞く必要がありますね。

また、たとえ行政書士が後見人となった場合でも他の士業の先生との連携がなければ出来ないことが多くあるのです。
1人の力はそんなに大きな力にはなりません。
どんな業務をメインにするにもネットワークを持つことが大切ですね。

成年後見に関する活動団体を検索してセミナーへ参加

私は成年後見制度を直接支援している法人、例えばコスモス成年後見サポートセンターなどではなく地域でなにか活動しているところはないかと思いネットで検索をしてみました。
そこで知ったの「やすらぎプラザ生前契約支援機構」というNPO法人でした。

ホームページを見ていると「無料終活セミナー」の開催が行われることが書いてあったため、私の思っているものとはちょっと違うのかな?と思いつつ電話をしてみました。

ただ申し込みをするつもりでしたが、電話の対応が良かったため図々しいとは思いましたが、私がこのセミナーに参加するのは「行政書士として開業するための実務を学びたいためなのですが良いでしょうか?」ということも話してみました。

電話で対応してくれた方は「少しお持ちください」と言ったため、きっと参加の趣旨が違うので断られるのかと思っていたのですが、「当日は司法書士の先生もお見えになるので個別に話す機会もあると思いますので、どうぞお越しください」という嬉しい返事が返ってきました。

やすらぎプラザのセミナーに行ってボランティア志願

そして先日そのセミナーへ行ってきました。話の通り直接司法書士の先生、そして市民後見人として実際後見活動されている方とお話をすることができたのです。
先生は静岡県沼津市で開業されている江藤司法書士事務所の江藤智昭先生です。

今までの事例、そして初めて会った私に行政書士として成年後見をやっていくために必要な知識、そこに雑談を含めて話をしてくれたのです。

話を聞いているうちにここの会員になればもっと私の知らないことを学べるだろうと思い、入会について聞いてみたところ、「入会は一般の方を対象にしているため、実務を学ぶこととは違うかな」ということでしたが、会員とはなっていないが、ボランティアで参加している人もいると聞き「私もボランティアで参加させていただけませんか?」と自分からお願いしてみました。

この法人の理事長さんも「遊びにくるくらいの気持ちでどうぞ来てください」と言って下さいました。
皆さんの邪魔にならないようこれからボランティア活動をやっていきたいと思っています。

NPO法人「やすらぎプラザ生前契約支援機構」のプチ紹介

事業目的
生前契約支援機構は、自己の人生を自立的に全うするに必要な、死後事務処理の受託、遺言執行、判断力が不十分となった人々の生活支援、後見、後見監督業務の受託等に関する事業を行い、社会的弱者の人権擁護を図るとともに、文化的で快適な生活の増進に寄与することを目的とする。

事業内容

  • 生前契約に関する啓発普及や利用者に対する支援事業
  • 生前契約に係る遺言書等に関する事業
  • 生前事務契約(療養看護・身上監護・財産管理等生活支援)の受託事業
  • 任意後見契約・法定後見契約の受託
  • 死後事務契約(葬儀・埋葬・永代供養等)の受託事業
  • 葬法や葬送に関する相談事業・支援事業

あとがき

どちらかというと私は今まで「上手くいかなかったらどうしよう」と考え行動を控えてしまうことが多かったのですが、最近の私の行動は「当たって砕けろ」の精神が出てきたのかもしれません。

記事:横山 弘美

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