先輩行政書士の業務調査！私の住む地域のホームページ事情

私の住んでいる静岡県三島市は、今話題になっている世界遺産となった富士山が美しく見える場所にあります。

写真：伊豆の国パノラマパーク

私はそんな富士山を幼いころから見て育ちました。土地柄的には決して都会と言える場所ではありませんが、私はこの街が好きです。

そして、私はこの街で今後開業をしたいと思っています。
現在開業準備中ではありますが、私の住んでいる地域にはどんな先輩方がいて、どんな業務を主としてやっておられるのかを知りたいと思いました。

ホームページが見つからない

静岡県行政書士会の三島支部は会員数80名位のようです。私はホームページを探せば主業務もわかるだろうと思いネット検索をしてみました。
検索キーワードは以下のように入力しました。

• 地域名×行政書士
• 地域名×行政書士×業務内容

※地域名は三島市・函南町・長泉町・伊豆の国市をそれぞれ変えて入れました。
※業務内容には例えば、成年後見、相続、遺言、経営事項審査業務、建設業許可、入管手続・営業許可手続業務等を1つずつ入れてみました。
※1キーワード上位5ページ程度まで検索してみました。

しかし、上位にあるのは、業者さんの行政書士紹介サイトのようなものばかりが目立って、なかなかホームページは見つかりません。
結局その中で見つけたの5件（5件の内1件は税理士法人）でした。
※2013年7月7日現在

今まで、いろいろな行政書士の先生のホームページを見てはいたのですが、それは地域を限定せず、どんなホームページが自分なりに良いと感じるか、そして自分がホームページを作るときはどんなふうにしていきたいのかを考えるために見ていました。
地域を限定することにより少なくなるのは当然なのかもしれませんが、思っていた以上に少なく感じます。

主業務を知るのにも一苦労

ホームページが少ない事を前提に考えると、私が住んでいる地域の先生方はどのように事務所経営されているのかが気になるところです。
一般的に考えて、やはり人脈と今までの実績、口コミによってやっておられるのでしょうか？
それとも業務に力を入れていなく、行政書士登録だけされている方々が多いのでしょうか？

それはいずれ私がこの三島支部に入会すればわかるのかもしれませんが、もし私が何か依頼をしたくて探しているとしたら、ネット上などでもっと簡単に入る情報がほしいと思いました。

その後、私がこの地域で実際事務所の存在を知っているのはどのくらいあるのかを考えてみました。会員数を見ればもっと知っていて良いはずなのですが、私が知っているのは5件です。それも知っていると言っても事務所の存在くらいで主業務の内容までは知りません。

また、行政書士会名簿の検索もしてみましたが、都道府県単位の検索しかできないため、そこから自分の近くで開業されている先生を見つけるには、容易ではありませんでした。どうせ会員名を公表するのであれば、もう少し地域も限定できるように検索できれば良いなーなんて思ってしまいました。

タウンページ調査

私は、ホームページが思ったほど見つからなかったため、タウンページにはどのくらい載っているのかを見てみようと思いました。タウンページに載っていたのは30件、その中で主の業務内容を入れてあるタイプの広告があったのは2件だけでした。もう一つ、タウンページの表紙に書いてあったのですが、タウンページライブラリーというのがあり、タウンページそのものをWeb上で見ることができるということを知りました。
そしてiタウンページというネット検索できるものもあり、そこには31件掲載されていました。

どちらも広告がなければ基本掲載は無料のようなのですが、80名の会員がいるのに掲載されているのは半分以下というのはどういうことなのでしょうか？

1. 兼業登録者で行政書士として掲載していない
2. 登録はしているが業務を行っていない
3. タウンページに効果を期待していないから掲載しない

一人でいろいろと考えてみましたがよく分かりません。
行政書士会への登録ができていれば、入会する支部内のことは自然にわかるのでしょうが、タウンページ掲載の件数についてもまた想像することしかできませんでした。

裏返せばブルーオーシャンか？

私は以前記事にした社会保険労務士からみた行政書士と社労士からの開業アドバイス、で知り合いの社会保険労務士さんから「この地域では行政書士の仕事は依頼が少なく、そしてその仕事は知名度の高い先生のところへ依頼されている」という言葉を聞いたことを思い出しました。
ホームページもタウンページもいらない、ただ人との繋がり、口コミで業務が出来ている地域、もしかしてそれが答えなのかもしれません。

つまりこの地域のネット集客は今ほぼブルーオーシャンです。口コミ・人脈・認知度を得るまでの間はそこを活かす努力もしていきたいと思っています。

あとがき

行政書士の業務内容を広く知って頂ければならないというのは、私を含め、多くの方々が考えているとは思いますが、そのやり方も日本全国一律ではないということを知っておかなければいけないと改めて感じています。

結局、今回自分が知りたかった情報はあまり手に入りませんでしたが、地域の特性を知り、そこで自分がどのような活動をしていくことが必要なのかを考える良い機会になったと思っています。